2018〜2019年放送の連続テレビ小説『まんぷく』は、インスタントラーメン誕生譚を下敷きに、夫婦と仲間が試行錯誤を積み重ねる物語。ヒロイン・今井（のち立花）福子を安藤サクラさん、夫の立花萬平を長谷川博己さんが演じます。作品のモチーフは、日清食品創業者・安藤百福さんと妻の仁子さん（モデル）であることが広く紹介されてきました。
私の感想（熱量多め）
私はものづくりが好きなので、まず“工程の面白さ”にやられました。塩づくりでの装置づくり、品質の揺れ、資金繰り……失敗しては立ち上がり、仮説→試作→検証→改良のサイクルを回し続ける。やがて即席麺のアイデアにたどり着き、油での瞬間乾燥や味の均一化など、技術的ハードルを一つずつ越えていく。その過程を見ていると、自分の仕事や勉強でも「もう一回やってみるか」という気持ちが自然と湧いてくるんです。
挫折の場面も多いけれど、萬平の“世の中の役に立ちたい”という動機と、福子の飾らない支えが物語を明るく押し続ける。山あり谷ありの連続が、視聴者のメンタルにじわっと効く“心の筋トレ”になっていました。つらい出来事に直面した時も、この作品が頭をよぎって「これもきっと良いことの前兆」と思える——そんな効能があるドラマです。
見どころ（ネタバレ薄め）
- 発明の現場：仮説→試作→失敗→改良のループが快感。発想が形になっていく速度にワクワク。
- チームの粘り：家族・仲間の役割が明確で、誰かが折れても別の誰かが支える。
- 逆境の栄養化：失敗が“次の仮説”を呼ぶ設計。諦めないロジックが明るい。
人物紹介（主要キャラクター）
立花 福子 ／ 立花 萬平 ／ 今井 鈴 ／ 今井 咲 ／ 香田 克子 ／ 世良 勝夫 ／ 小野塚 真一 ／ 神部 茂
立花 福子（演：安藤サクラ）
- 役割：ヒロイン。家庭と事業の両輪を回し、挑戦のエンジンを絶やさない。
- 性格：実直・朗らか・打たれ強い。迷いながらも前へ進む。
- 推しポイント：苦しい局面でも“今できること”を見つけ、空気を明るく変える手腕。
立花 萬平（演：長谷川博己）
- 役割：発明家／事業家。塩づくりから即席麺まで、仮説→試作→改良を回し続ける中心人物。
- 性格：不器用だが真っすぐ。失敗を糧に次の一手を考えるタイプ。
- 推しポイント：“世の中の役に立ちたい”動機がブレない。成果が出るまでやめない人。
今井 鈴（演：松坂慶子）
- 役割：福子の母。心配性で口うるさいが、いざという時に背中を押す“家の要”。
- 性格：プライド高め＋情に厚い。ツンからのデレが刺さる。
- 推しポイント：家族の空気を和ませるユーモアと、地に足のついた現実感。
- 名言：「武士の娘ですよ」
今井 咲（演：内田有紀）
- 役割：福子の姉。家族の精神的支柱として“まっすぐでいい”を教える存在。
- 性格：穏やか・品がある・芯は強い。
- 推しポイント：さりげない一言で物語の方向を正す、品のあるリーダーシップ。
香田 克子（演：松下奈緒）
- 役割：福子の姉。“生活力”で家庭を切り盛りし、厳しくも温かく支える。
- 性格：行動的・現実派・頼りになる。
- 推しポイント：困難を“段取り”で突破する逞しさが気持ちいい。
世良 勝夫（演：桐谷健太）
- 役割：商売人。助けにも攪拌剤にもなる“風”で、商機とリスクを嗅ぎ分け物語を動かす。
- 性格：軽妙・ちゃっかり・情に薄くない。
- 推しポイント：結果的にチームを前に進める現実派の視点が効いている。
小野塚 真一（演：大谷亮平）
- 役割：咲の夫／義兄。冷静な助言と実務で立て直す“縁の下”。
- 性格：実直・堅実・信頼厚い。
- 推しポイント：感情が荒れた時のクッション役。安心感が段違い。
神部 茂（演：瀬戸康史）
- 推しポイント：失敗しても立ち上がる姿が刺さる。視聴者目線の代弁者でもある。
- 役割：“弟子”ポジション／現場の粘り。試作と現場力で成果に近づける。
- 性格：熱量高め・愚直・伸びしろ大。ッション役。安心感が段違い。
視聴ガイド
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